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豊岡のApartment、そこは文化の棲家。
移動する文化祭、ここに現る。 13日間だけの文化祭。舞台はカバンストリートのアトリエ「Apartment」。 旅する舞台、動く思考、交わる街と人の風景。文化はどこにでも持ち運べるし、どこででも自由になれる。 だからこそ、その土地に耳を澄まし、敬意とともに開かれる場をつくりたい。それが移動式文化祭《The Apartment(ジ・アパートメント)》です。 このプロジェクトは、「文化は誰のためにあるのか?」という根本的な問いから生まれました。 2023年、2024年と、演劇祭のためにフランスから豊岡を訪れたアーティストの奥野衆英は、この地で作品創作と上演を重ねるなかで、「なぜこの街には文化を届ける場があるのに、人の気配がまばらなのか?」という小さな違和感を抱くようになりました。 公演はあっても、人々の姿は少ない。文化がそこに“ある”のではなく、たった数日で“通過”していくような印象すらある。 そんなある日、商店街の方から「そんなお祭り、あったんですか?」と声をかけられ、奥野ははっとします。なんとそのお店は、自分がずっと舞台に立っていた会場のすぐ目の前だったのです。 「自分のほうが、この街の文化とちゃんと対話できていなかったのかもしれない」。 その気づきは、パリに戻っても彼の中で静かに残り続けました。それは、彼が長年身を置いてきたフランス、とくにアヴィニヨン演劇祭での経験とは、大きく異なるものだったからです。 この思いを言葉にしたとき、最も強く共鳴したのが、カバンストリートのアトリエ《Apartment》のオーナー下村浩平でした。文化が「根づく」ことだけでは足りない。その文化が、そこに住む人にとって、持続的な“幸せ”や“平和”につながっているかどうか。舞台芸術もまちづくりも、その問いから逃れられない。 この共通の視点から2025年、わたしたちは演劇祭の公式プログラムから少し距離をおきながら、より身近な文化の交差点として、そして誰もが立ち寄れるもう一つの入口として、「ここに文化があってよかった」と感じてもらえる場を自分たちの手で立ち上げることを選びました。それが、《The Apartment》です。 文化が「根づく」ことだけでは足りない。 その文化が、そこに暮らす人々の“幸せ”や“平和”とどのようにつながっているか。 《The Apartment》は、アーティストと地域、観客と都市のあいだに、一時的でありながら濃密な「関係の場」をつくる試みです。 それは、フランスの舞台芸術(ジェローム・ベル、フィリップ・ケーヌなど)や哲学(エマニュエル・レヴィナス、ブルーノ・ラトゥール)の系譜にもつながる、 「場をつくる」芸術実践。観客はただ“見る”人ではなく、“関わる”人として存在することができる。 仮設でありながら親密な《The Apartment》は、移動式であるからこそ、土地の風土に深く耳を澄まし、文化が“棲む”場所を編み出していきます。 《The Apartment》は、仮設でありながら定着する、“移動式文化祭”です。 |
移動式文化祭 《The Apartment(ジ・アパートメント)》 主催・体制 • 主催・企画:移動式文化祭《The Apartment(ジ・アパートメント)》実行委員会 • 芸術監督:奥野衆英 (Cie ÔBUNGESSHA) • エグゼクティブディレクター:下村浩平 (Maison Def / Apartment) • オブザーバー:インディゴ望月(株式会社YINDIGO&Co.) ________________________________________ アクセス・連絡先 • 会場:クリエイターのためのアトリエ|Apartment • 住所:〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町18-7 • アクセス:JR豊岡駅から徒歩約10分。 但馬信用金庫本店向かい。近隣コインパーキングをご利用ください。 • 協賛: o リンナイ株式会社 o 井出建設興業 o 良建築設計事務所 o たかみさわ司法書士法人 o 月灯りの移動劇場 o 株式会社YINDIGO&Co. |
演劇作品・音楽・インスタレーション・写真展示・アーティストと交流できるラウンジ・豊岡のお店とコラボレーションをしたグッズ販売など、13日間限定のアートの交差点。アヴィニヨン演劇祭で高い評価を受けたフィジカルシアター作品や、街の風景を再構成する展示、食と空間を結ぶインスタレーションが、カバンストリートのApartmentで展開されます。
この文化祭は、単なる巡業でも展示でもなく、土地と出会い直し、ともに考えるための"場"として構想されています
この文化祭は、単なる巡業でも展示でもなく、土地と出会い直し、ともに考えるための"場"として構想されています